epohedimg003

に馬を見せていただきながら、

馬搬を含め、馬とともに営む循環型のくらしについて、お話を伺いました。

2013-07-08_15_27_33tono.jpg

 遠野と言えば、柳田国男著「遠野物語」。幻想的な雰囲気をかんじます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも岩間さんが馬搬を始められたのは、炭焼きをしていた時に木が必要になったから。

木を切り出して運び出すのに最も合理的な方法が「馬搬」だったといいます。

木を運び出すというと、現在は大きな重機を用いて山を削って行う大規模なものを思い浮かべますが、

昔は、馬に引かせて、小さな道を活かしながら、山の斜面を滑らせ、川で船や筏を使って運んでいたそうです。

山を削ってしまうと、元に戻すには何年もかかりますが、必要な分をその都度運び出すことで、持続的に

森を利活用していくことができるとのこと。

私たちから見ると特別なことのように思える「馬搬」も、岩間さんの目から見ると、 目の前にある資源を

最大限に活かすための最も効率的・合理的な選択。

草をエネルギーと見做し、草食動物である馬を活かしながら、堆肥を作り、農業や林業を営む。

それは田舎だからこそできる循環型のくらしであり、自然との共存・共生の姿だと言います。

ふりかえってわが身を考えてみると、エネルギー・食料含め、外部からの供給に頼っていることに

改めて気づかされました。。。

_2013-07-08_10_32_58.jpg

愛馬と一緒に記念撮影。その名も「SAMURAI KING(サムライキング)」!

左から岩間さん、古川さん(EPOちゅうごく)、、林(EPO九州)

そして実は岩間さんは、Horse-Loggingの全英チャンピオン大会で優勝した経歴の持ち主!

日本ではトラクターなどの機械化が進んだことで、馬を農業や林業、生活の中に取り入れることは

少なくなってきていますが、ヨーロッパでは今でもこのような大会が行われる位に馬文化が根付いています。

そして森の価値を再評価しながら、 現代の技術を組み合わせ、さらに進化を続けているそうです。

岩間さんも、先人の知恵や伝統的な技法を大事にしながらも、「馬」や「馬搬」というキーワードを活かしながら、

企業とのコラボレーションやブランド化を進め、新しいものとのハイブリッドを意識されながら情報発信されています。

誰より岩間さんご自身が馬とともに営むくらしの面白さを伝え、楽しまれている姿に、馬搬の普及や継承につながる

力強さを感じました。

古くから遠野に伝わる「曲り家」や「駄賃付け」に代表される馬とともに生きる文化。

※曲り家:馬小屋と人家とつながっている家屋。 ※駄賃付け:馬に荷物を背負わせて各地に運ぶこと。

その地域の先人がやってきたことは理にかなっているし、その土地を活かすヒントがたくさんあるという岩間さん。

地域の特性や文化を活かしながらくらしを営み、現代のエッセンスを取り入れながら楽しそうに発信されている姿は

まさに新しいライフスタイル。とってもかっこよかったです!

truck.jpg

小さくて見えにくいですが、馬が木を引いている絵と「Japanese Horse Loggers」と書かれたトラック。 

岩間さんは同じデザインのTシャツを着られていました 
デザインもおしゃれ!

 

log.jpg

木はカラカラに乾かすと、本当に軽い!!この道具も馬搬専用。ちょっとした技術や知恵がより効率のいい搬出につながります。


toono.jpg

遠野の道の駅「風の丘」 で見かけた看板。                                

遠野は昔から宿場町だったことや、市(いち)が開かれていたため、宮城県・岩手県の沿岸部(大槌・釜石・陸前高田・大船渡等)と

内陸部をつなぐ拠点だったそうです。海の幸と山の幸の交換だけでなく、情報や文化の交流地でもあったとのこと。

遠野市立博物館 資料より。ちなみにこちらの展示、見ごたえあります!)

その古くからのつながりも活かされ、東日本大震災では、さまざまな団体の沿岸部への支援拠点にもなりました。

九州だったら、どこになるのでしょうか?

 「雨ニモマケズ 風ニモマケズ!」(小岩井農場)  EPO東北インターンレポート vol.3に続きます! 

全国8か所にある環境パートナーシップオフィス EPO。その全国のEPOがノウハウを共有したり、情報交換を行うために、

昨年度よりインターン制度が行われています。

昨年度は、関東、東北からインターンを受け入れたEPO九州。

今年度は、スタッフ 林がEPO東北へ行かせていただくことになりました。(2013年7月7日~7月14日まで)

EPO東北のスタッフのみなさん、そしてEPOちゅうごく 古川さんと宮城→岩手→青森→福島をめぐる8日間。

今の東北を知るのと同時に、東北に暮らす人々の古(いにしえ)からの営みについて理解を深める研修となりました。

130707ipponmatsu.jpg

陸前高田市の奇跡の一本松。緊急時避難マップに

書かれているように、道路標識や看板等津波が到来した高さや

を避難経路を標記したものをたくさん見かけました。

 

 

 

 

 

 

【1日目】石巻市門脇地区、女川町、大川小学校、南三陸町、気仙沼、陸前高田

EPO東北 井上さん、小山田さんに案内されながら、宮城・岩手県の沿岸部を北上していきました。

東日本大震災から約2年半。多くの地域では、積み重ねられていた「がれき」も多くは片付けられ、雑草がしげり、

地盤沈下した土地のかさ上げが始まっていました。その一方で、被災したそのままの形で残っている建物もあり、

その被害の大きさと津波の威力を実感しました。

 2013-07-07_10_03onagawa.jpg2013-07-07_13minamisanriku.jpg

女川。引き波によって倒壊したビルがそのまま残されています。南三陸。左奥の方で土地のかさ上げ、右側では堤防の建設が始まっています。

南三陸町でお話を伺ったの2013-07-07_13_04goto-san.jpgは、語り部をされている後藤一麿さんです。

※EPO東北のインタビュー企画「3.11 あの時stage 2012~そしてこれから~」 にも掲載されています。

チリ地震(1960年)も経験された後藤さん。津波の寸前、海が一気に引いて、「海の底」を見たのは2度目とのこと。ご自身も家を流され、被災された立場ですが、私たちに伝えられる言葉は自然への畏敬と未来への提言でした。

「人間は、自然が許してくれる範囲でしか生きていけない。」

人間にとっては津波は災害だけれど、自然、そして地球にとっては生理現象の一つ。

その地震や津波とともに生きてきた地域の先人の残した智恵を見直し、今回の震災の反省を活かして、復興を考えなければいい町はつくれない。震災を経験した 東北だからこそ、新たなライフスタイルを発信できる。とおっしゃっていたのが印象的です。堤防や建物等のハード面だけでなく、防災知識、非常時の判断と ネットワークの活用等、その町に暮らす人々の自然災害発生に対する意識や対応といったソフト面を共有することの重要さについても現場でお話を伺い、実感し ました。

 

 

 

 

南三陸町前の防災庁舎。

町内を回りながらお話を伺っていると、

気が付けば回りに多くの方が集まっていました。

 

 

 

2013-07-07_12_12_55sansansyotengai.jpg_2013-07-07_17_54_39kesennuma.jpg



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南三陸。多くのお店が山側に移動し、「南三陸さんさん商店街 」として 気仙沼。撤去が決まった船。あらためて津波の威力に驚かされます。 オープンしています。うにがたっぷりのった「きらきら丼」が大人気。  

 

 

続いて訪れた気仙沼「リアス・アーク美術館」では、学芸員の山内宏泰さんにお話を伺うことができました。

「3.11 あの時stage 2012~そしてこれから~」 でもインタビューされています。

リアス・アーク美術館では、現在「東日本大震災の記録と津波の災害史」が常設展示されています。

そこに展示されているのは、震災直後から撮影してきた30,000点にも及ぶ写真の一部や被災物。

そしてその写真の下には、写真の意味することについてとても丁寧に説明されています。

全展示に共通しているのは「伝える意思と伝わる表現」。

たとえば被災した場所について、震災前の様子を丁寧に伝えていること。

そうして初めて、私たちはこの地の震災前の様子を知り、失ったものの大きさを知り、その悲しみに思いを重ねます。

そして「被災物」 という言葉。それまで大事にしてきたものが、震災後に【瓦礫(がれき)】と呼ばれることに違和感を感じ、

ここでは「被災物」と呼んでいます。

【瓦礫】:本来の意味は「①かわらと小石。破壊された建造物の破片など。②値うちのないもの、つまらないもののたとえ」。

山内さんがおっしゃっていたのは、被災した方々と被災していない私たちには埋めようもない大きな「溝」があるということ。



その大きな溝を認識しながら、それでも、ここで起きたことを「正確」に伝えたいという意思を感じる、緻密かつ丁寧、そして親切な展示。

後藤さんと同じく、東日本大震災の経験とまなびを未来へ伝え、活かしてほしいという強い願いを感じました。

  

 

「馬とともに営む新しいライフスタイル」(遠野) EPO東北インターンレポート vol.2に続きます!

 

 

【関連リンク】

南三陸さんさん商店街

リアス・アーク美術館

「3.11 あの時stage 2012~そしてこれから~」

 

 

 【昨年の研修について】

(GEOC石本さんのブログ)

EPOの目指す社会ってなあに!? ―EPO九州編vol.1      

あばぁこんね(じゃあ、おいでよ!)、水俣 ―EPO九州編vol.2   

http://www.geoc.jp/blog/archives/3981">「恋人の聖地」だけじゃない、美里町! ―EPO九州編vol.3      

「合意形成」は相手を知ることから。 ―EPO九州編vol.4       

どら、いってみんかね、「環境ボランティア会議in宮崎」 EPO九州編vol.5 

てるはの森を歩こうよ。 ―EPO九州編vol.6                   

熊本サプライズはこれにて終了 ―EPO九州編vol.7            

機会をつくること、可能性を切り拓くこと ―EPO九州番外編     


 

(EPO九州のブログ)


EPO九州 で インターンシップ!その1  

EPO九州 で インターンシップ!その2  

EPO九州 で インターンシップ  その3 ~九州環境ボランティア会議~  

EPO九州 で インターン!最終日   

「ESD」という言葉、このブログを読んでださっている方は、ご存じの方が多いのではないでしょうか?

ESD=Education for sustainable development 持続発展教育、2002年のヨハネスブルグサミットで日本が「国連持続可能な開発のための教育の10年」を提唱し、国連に採択されました。
2014年に最終年を迎えるにあたり、日本での愛知・岡山でESDユネスコ世界会議が開催されることになり、ますます盛り上がっている岡山。
その岡山で、ESDの10年に取り組むESD-Jの年に一度のミーティングが開催されました!
20130616okayama_station.jpg

晴れの国おかやま!!その名の通り、梅雨にも関わらず、汗をかくほどの晴天^^

 


ESD-J全国ミーティング2013in岡山 「未来へつなぐ」を現場で学ぶ~2014年のESDユネスコ世界会議と 2015年以降のESDの推進に向けて~と題し行われた本大会。1日目は、現場でのESDの実践拡大、ESDと震災について、 また岡山市の取組について話し合いがなされました。(私は残念ながら参加できず。。。)

そして2日目は、各分科会に分かれ、ESDについて参加者同士が理解を深め現場に活かす話し合いが行われました。
私が参加したのは、第3分科会「京山公民館 学校と地域が連携したESD」。
京山地区は、岡山の中でも特に取組が注目をあびているESD先進地区です。 岡山のESD取組で特徴的なものが公民館の活用。
私たちのイメージする公民館は、簡単に言うと地域で行われる講座・イベント会場程度の認識ではないでしょうか?
岡山市の場合は、、地域課題をとらえて、学習するための自主事業を行いながら、多世代、また異文化交流が 行われている地域拠点なのです。

その京山公民館を中心に、学校と地域の様々な取組がリンクして、子どもたちが地域の取組に参加し、地域の人々が 学校の取組に参加している。そんな双方向でフラットな関係づくりが進んでいる地域の例を挙げながら分科会は進められました。

20130616kyoyamakominkan.jpg

会場となった京山公民館

分科会の中では、学校、公民館、教育委員会、大学の役割について意見交換が行われました。
私の座ったテーブルは、その、大学、教育委員会、NPO等、まさに多主体連携実践の場!

このテーブルで出てきた意見で印象的なものは、学校に開いてもらうだけでなく、こちらから学校の人材を地域で活かす ような働きかけをすること。まさに双方向で地域や学校をお互いに活かしていく方向性が求められると改めて感じたところです。
この後、岡山大学に移動し、各分科会で話しあわれたことを共有しながら、「ESDコーディネーターに必要なこと」について ワールドカフェにて話し合われました。

ESDというと、国際理解、ジェンダー、環境、教育。。。と分野が多岐にわたるESD。だからこそ、本質をつかむ力が求められる という言葉が印象に残っています 微細な知識ではなく、根本的な価値観をつかむということかと思います。
EPO九州では、2014年のESDに関するユネスコ世界会議に向けて、これからも情報収集・発信を続けます!

今年度募集しておりました「ラムサール条約登録記念!荒尾干潟デジタル写真コンクール」の

入賞作品が決定いたしました。

西日本最大級の荒尾干潟と私たちのくらしとの繋がりを発見できる入賞作品の数々、

ぜひみなさまご覧ください。

入賞者表彰式は、4月21日(日)に開催されます、アースウィークくまもと2013の

オープニングイベントにて、実施されます。


■応募期間:平成24年8月1日(水)~12月20日(木)
■応募部門:デジタル写真部門(一般の部・ジュニアの部(高校生以下))、携帯写真部門(区分なし)
■撮影対象:荒尾干潟及びその周辺部で撮影された人物、風景、動物等
■募集テーマ:「干潟と人々のつながり」
■主催 :環境省 九州地方環境事務所
■共催 :熊本県、荒尾市
■後援 :熊本日日新聞社、NHK熊本放送局、RKK、TKU、KKT、KAB
■特別協力 :JR九州熊本支社、富士フイルム九州株式会社、日本野鳥の会熊本県支部
■実施主体 :九州環境パートナーシップオフィス(EPO九州)







たくさんのご応募、誠にありがとうございました!





【一般部門】

 荒尾市賞(特別賞)            熊本県賞(特別賞)   

 「ハマシギの群れ」          「海と生きる」       

 徳永 清次 さん(福岡県大牟田市在住)     藤崎 聖二 さん(福岡県大牟田市在住)                         

  arao-ippan-nyusyou1.jpgarao-ippan-nyusyou2.jpg





















入選「のさりの海へ、今日も」             入選「マジャク一本釣り大会」

中村 康則さん(熊本県八代市在住)               村中 猶由規さん(熊本県荒尾市在住)    

  arao-ippan-nyusen1.jpgarao-ippan-nyusen2.jpg
















【ジュニアの部(高校生以下)】

審査委員長賞

「迷子の三兄弟」

遊佐 麟太郎さん(熊本県熊本市在住)

  arao-juniour-nyusyo.jpg





入選           

「次の漁を待つ」                  「あさり獲ってきたよ」

大岩 涼香さん(熊本県合志市在住)           三山 紗也加さん(熊本県合志市在住)

arao-juniour-nyusen1.jpg

arao-juniour-nyusen2.jpg





【携帯部門】 

 九州地方環境事務所長賞(入賞)

「後世に残したい干潟」

木下智子さん(熊本県熊本市在住)

  arao-keitai-nyusyoo.jpg











入選

「干潟に生きる生命のように」                  「荒尾干潟 老人と子どもの休日」 

高橋 宏通さん(熊本県荒尾市在住)                 寺西 由紀さん(大阪府吹田市在住) 

  arao-keitai-nyusen1.jpgarao-keitai-nyusen2.jpg

年に2回、ないし3回行われている全国EPO連絡会。

昨年秋、熊本で行われた後、再度東京で開かれることになり、九州から出席いたしました。

今回会場となったのは、EPO関東=GEOCが入っている国連大学の一室。

国旗がならんでいたりと、国際色豊かな会場に、ついついうきうきしてしまったのでした。

25年度の予算や事業について話しあい、より地域に根差した取組を進めていきます!

Default Image
2019年03月15日

九州・沖縄各県の環境政策情報(3月上旬)…

3月上旬の九州・沖縄各県の環境政策情報の一覧です。…
2019年03月14日

【参加募集】長者原ビジターセン…

大分県の長者原ビジターセンターから、春のイベント情報が届きました。 ぜひご参加ください!…
2019年03月13日

『野焼き支援ボランティア活動2…

野焼き支援ボランティア活動20周年記念祭~阿蘇の大草原を永遠に~…
2019年03月13日

 平成30年度長崎県再生可能エ…

長崎県では、再生可能エネルギーを活かした産業振興、雇用創出や低炭素化、グリーン化に向け、県内各地域に…
2019年03月13日

「エコライフ・フェア2019」…

環境省は6月の環境月間にあわせて、幅広い年齢層の方が環境問題について楽しみながら学び、体験する場を提…