「環境パートナーシップオフィス」(略称「EPO」)とは、環境省が環境教育等促進法第19条に基づき全国8カ所に設置する、環境教育や環境保全活動の推進拠点です。EPO九州(九州地方環境パートナーシップオフィス)は、九州地方環境事務所と民間非営利団体が協働で運営しています。環境問題が多様化・複雑化していくなかで、その解決のためには地域・立場・分野を越えた協働=パートナーシップが不可欠です。
NGO/NPO、企業、行政、学校、専門家がつながり、地域での環境パートナーシップづくりの支援拠点としてEPO九州を平成19年9月に設置しました。
EPO九州に期待される役割
EPO九州は、パートナーシップに よる課題解決を目指し、地域におけるNPO、企業、行政、市民の主体的参加によるパートナーシップづくりに役立つ拠点として、
①環境省 や国の行政と、地域の市民、NPO、企業、地方公共団体などとの間の情報の共有・交流、パートナーシップでの取組を推進する役割。
②地域の拠点と して、行政単位を超えた各主体の協働での取組を支援する役割
を担います。
EPO九州の取組む事業
EPO九州は、持続可能な九州をつくりだす環境パートナーシップの力を「九州の環境力」と位置づけ、次の取組をしています。
1.環境活動に関する情報の収集、整理、発信
・各主体と連携を取り、地域の環境に関わる情報の収集・提供
・政府や地球環境パートナーシッププラザなどと協力し、国レベ ルや国際的な環境に関わる情報を地域に発信
・地域の取組の状況、意見を政府などにつなぐ
2.対話・連携・学習の場づくり
・行政、市民、NPO、企業など様々な主体間での意見交換会、ワークショップを開催。
3.九州地域の環境課題の理解と改善活動
・ 地域でのNPO活動を、パートナーシップでの取り組みの側面から支援
EPO九州運営業務計画(第4期 平成29年~31年度)
EPO九州では、年間の業務計画を作成し、九州・沖縄地域の協働取組やESDのさらなる推進を目指して活動しています。
EPO九州は第4期中期目標を次のように定め、協働取組、ESD、発信の項目ごとに目標を設定しました。
□第4期中期目標(平成29年~31年度)
「九州・沖縄地域のネットワークとEPO九州の発信力を活かした、多様な協働取組の促進と地域ぐるみのESDを推進する。」
EPO九州運営業務実施報告書(第4期 平成29年~31年度)
■H31年度運営業務報告