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繋げよう九州!広げようEPOの輪! インタビュー 飯塚 誠さん

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つながりを活かした環境イノベーションを九州から九州各地で活動している環境やパートナーシップに関わるキーパーソンへのインタビューをお届けします。

インタビュー 飯塚 誠さん(九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP) 統括クラスター・マネージャー)

 

 

今の活動・お仕事につながったきっかけは何でしょうか?

  環境活動の原点は、学生時代にA SEED JAPANに関わっていたことですね。コンサート会場でのリサイクル活動の立ち上げに関わっていました。
  ちょうどリオでの地球サミット開催の頃だったのですが、若者の関わりやリーダーシップの大切さについて盛んに言われていました。また、アメリカの NPO(セクタ?)はファンドレーションも含めて進んでいる事を15年前に目の当たりにしました。
 そうした経験から、こうしたセクターが日本にももっと必要だろうと思いました。特に日本では無償のボランティアの感覚が強く、そうした活動をするプレイ ヤーに対価が発生するしくみやプラットフォームがないため、しくみが必要だと感じていました。そうしたしくみがあることで、そこをバネにステークホルダー を巻き込んで行くことが可能になると考えていました。
また、学生当時はGEIC(地球環境パートナーシッププラザ)でアルバイト活動をしていて、それも私の一つの原点になっています。そうした 経験が今につな がるきっかけと言えます。その後、ビジネスの手法を学ぶことを含めて、鉄鋼系の企業に就職しましたが、そうした組織や団体との出会いには運命的な人とのつ ながりがいつもありました。それは現在にもつながっています。

  そして9年間のサラリーマン生活を終えて、個人事業主として独立を決意しました。私の関心事として、環境、ソーシャルアントレプレナー(社会的起業)、 イノベーションという軸をもっていたのですが、九州経済産業局のキーパーソンを紹介され、九州での活動づくりの一つとしてK?RIPを紹介されました。 ちょうど3年前(平成19年)のことです。


K?RIPでの取組みの中で、飯塚さんに取ってのブレイクスルーはどんなことがありましたか?

  3年間取組む中で、それぞれの年にブレイクスルーがありました。1年目は九州環境クラスター大学を復活させ開催したことです。若手を中心に5年、10年の スパンで人材育成を図って行きたいという意識があり、鹿児島の桜島で開催したことが大きかったですね。新しいプレイヤーの発掘やコアな企業とのつながりづ くりになりました。
 そして、昨年からK-RIPの麻生会長のリーダーシップとして「from九州」によるアジアとの関係づくりを進めています。基本的には九州のイノベー ションや技術をパブリックなプラットフォームとしてのK-RIPが中国へと持ち込んで行くことを目指していたのですが、K-RIPに来てからの2年目の取 組みとして、なかなか相手方との信頼関係づくりが難しかった。しんどい場面もたくさんあった年でした。それはビジネスの関係ではなく、お互いのパブリック なプラットフォーム同士の信頼関係づくりの難しさでした。
 3年目は、昨年の反省もふまえ九州の企業が持っている知的財産の保護や、現地の法制度の情報のオープン化、さらに現地化するためのパートナーづくりを目 指しているということを双方のプラットフォームがしっかりと理解することが必要だったのですが、そうした関係づくりに向けて、頻繁に中国に通うようにな り、2カ月に1度、1週間や2週間と現地に行き、本音での付き合いを作って行く事ができてはじめてプロジェクトが進みだしました。これは全国的に見ても先 駆的な取組みだと思っておりますし、環境とアジアのテーマで取組んでいる九州らしい取組みと言えます。
これが2年目、3年目に続いているブレイクスルーですね。

尊敬している人、カリスマはどなたですか?

  K-RIPは主に企業会員による組織ですが、いま470会員ぐらいいます。ただ構成は変化していて、当初のリサイクル関係から省エネ関係へと多様化してい ます。そのK-RIPの麻生会長は、リーダーとして、先頭に立ってアジア戦略を打ち出し、関係者を巻き込んで行った原動力、中間支援者としてプロジェクト を進める牽引役として私の中で大きな存在になっています。
中間支援組織には、良い意味でのカリスマや親分が必要だといえます。つながりづくりをする中間支援やプラットフォームが役割を発揮するには、何らかの方 向性を与える支援者としてのリーダーの役割が必要だと思います。
新しい出会いやつながりづくりができたとき、あなたにあえて良かったと言われる瞬間がすごくうれしいですね。つなぐことの意味や役割が、相手から感謝さ れることで実感でき、コーディネーター冥利に尽きます。


今後の企業とNPOの関係について、どのようにお考えですか?

  企業活動の一環として地域とのつながりを作って行く時、企業自らがNPOの経営に関わって行くという姿もあると思います。本業の利益をNPOをとおして還 元したり、地域とのつながりづくりをする、継続的なしくみとして本腰を入れていく。
また地域のNPOで雇用を作りながら、地域をまきこんでいく、そういうコアな役割を担う人材が生活できるしくみが必要だと思います。

企業・NPOにかかわらずイノベーションは継続あってのものです。事業体として持続可能な存在であることがまずは大切だと思います。

関連リンク
K-RIP  http://www.k-rip.gr.jp/
産業クラスター大学http://www.k-rip.gr.jp/catalog/pdf/090917report.pdf

GEIC(地球環境パートナーシッププラザ) http://www.geic.or.jp/geic/
A SEED JAPAN  http://www.aseed.org/

 

インタビュアー EPO九州 コーディネーター 澤 克彦


 

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