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繋げよう九州!広げようEPOの輪!!インタビュー 篠原亮太先生

今回インタビューしたのは、熊本県立大学環境共生学部教授 篠原亮太先生。
篠原先生は、「九州環境パートナーシップオフィスEPO九州」の運営委員会座長として、
長年にわたりご協力いただいています。今回はEPO九州に期待する役割についてお話いただきました。

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「EPO九州に期待する役割」    

熊本県立大学環境共生学部教授
篠原 亮太先生

 

○環境政策と地域をつなぐ

EPO九州の役割としてまず思い浮かぶものは、環境政策やその活用方法に関する情報発信です。
環境省九州地方事務所において、自然系については、九州各地にあるビジターセンターや国立
公園の関係施設等の出先機関があり、市民に親しみやすい施設として機能している印象があり
ます。残念ながら、環境政策については、まだ敷居が高い印象があるようです。この敷居を下げ、
地域に親しみやすいコアとして機能するEPO九州が求められていると思います。特に昨年10月
に施行された「環境教育等促進法」や「ESD(Education for Sustainable Development)」の
実践については、行政だけでなく、企業、NPO・NGO等や市民の参加が不可欠です。法律の文言
をかみくだき、実際の現場でどう活用できるのかについて情報提供していくことで、環境政策と
地域をつなぐ役割を果たすことができるのではないでしょうか。

○地域における環境教育人材の育成

環境政策と地域をつなぐ基盤となるのは、地域の「人」です。そのような人材を育成するための
仕組みを作り上げていくことも、EPO九州に期待されていると思います。例えば、「九州環境検定」
というような仕組みを作って、検定を通して人材を育成しながら、その出口として地域の環境活動に
関わるようなプラットホーム事業を作り上げていくこと。
環境教育は、教えられるのではなく、自ら問題意識を持ち、深く学ばなければいけないと思います。
人間は一方的に教えられたことはなかなか身につかないけれど、自らの意志で勉強したことは一生
忘れません。私は、教室を出ても、覚えているような学び方を「学問」と呼んでいます。
環境を学び始めた人が、科学的根拠を持った知識を身につけた上で、環境教育を実践できるリーダー
となる人材を育成していくこと。そして、そのリーダー達が、地域で、自信を持って、公の場に出て
行くことができる場を含めた仕組みづくりが九州・沖縄各地で進んでいくこと。これらを推進して
いくことが、九州・沖縄全体の環境力の向上に繋がると思います
環境教育等促進法も施行され、協働取組を促進していくための基盤づくりが進められています。地域の
人材を発掘し、人を資源として地域の様々なセクターを繋ぐEPO九州の存在に、今後ますます期待が高まります。


■ 人間は一方的に教えられたことはなかなか身につかないけれど、自らの意志で勉強したことは一生忘れません。自ら学び、科学的根拠を元に環境教育ができる人が活躍できる場が必要です。

はじめにお伝えした通り、EPO九州の運営委員会座長として、深くEPO九州に関わっていただいている
篠原先生。固くなりがちな会議の場を、いつもユーモアたっぷりにやわらげて、場を なごませてくださいます。
自らの意思で学んだ方々が、科学的根拠をもって、活躍できる場を作っていくことの重要性について語られる言葉
からは、専門家だけでなく、いわゆる「市民」と言われる普通の方々の苦労や活躍を現場で見てこられたことが伺えます。
環境教育等促進法が施行され、人材の認定制度や場の認定など、法律に基づいて活動が認められ、推進していくことができる環境づくりを、EPO九州は応援していきたいと思います。!

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