若者が取り組む地域課題解決のアクションをサポート!
北九州まなびとESDステーション 特任教員 宮原 昌宏 さん
北九州まなびとESDステーションは、北九州の全10大学と地域社会が連携し、実践活動による人材育成に取り組むプロジェクト型の拠点で、「マイプロジェクト(通称マイプロ)」をはじめ、若者がアクションを起こす機会を創出しています。マイプロジェクト九州実行委員会の事務局として、プロジェクトを運営しながら高校生、大学生のサポートをされている宮原昌宏さん(北九州まなびとESDステーション 特任教員)に、活動の背景や拠点の特長、若者による活動の様子などについてお話を伺いました。
※「マイプロジェクト」とは、高校生が地域や身の回りの課題や気になることをテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通じて学ぶ課題解決型の学習のことです。
環境省事業として、平成28年度より北九州まなびとESDステーションを拠点にESD推進に取り組まれていますが、事業スタート時点の状況を教えてください。
北九州市では、平成27年に制定された教育大綱に「子どもたちのシビックプライドの醸成」を掲げ、学校・家庭・地域など地域ぐるみで子どもの教育を支える取組を推進しています。また、市内には多くの高校や大学があり、若者の転入が多い地域です。しかし、卒業後、市外に転出する割合も高く、若者の定着を促進し、地域で活躍する機会を創出するための仕組みやネットワークの構築が求められていました。そのようなことから、マイプロジェクトの実行委員会を立ち上げ、マイプロの実践をとおして、社会や地域の中で、若者の「居場所」「役割」「つながり」をつくり、若者の自己肯定感や自己効力感を育みながら、若者が活躍する地域をつくることを目指し、取組を始めました。
北九州まなびとESDステーションの特長はどのようなものですか。
一番の特長は、北九州市内の10大学の学生や地域の方を対象に、まちなかでユニークな講座やセミナーを開催していることです。当ステーションは、北九州の歴史ある商店街・魚町銀天街の中にあり、年齢に関係なく、学びたい人が自由に集う学びと交流の場所になっています。また、大学の授業の一環として、複数の大学の先生による連続講座も開催され、異なる大学の学生が参加するため、相互に刺激しあいながら視野を広げ、学びを深める貴重な機会となっています。
環境省事業として、どのような活動に取り組んできましたか。
主に、次の4つの活動に取り組んできました。
本事業をとおして、どんな成果がありましたか。
マイプロジェクトの推進拠点として、プランニング→交流→発表→振り返りという1年間の流れを作ることができました。また、参加者が社会人や地域の方と継続的に交流する機会を設けることで、拠点を中心に、人の輪、活動の輪、そして学びの輪を広げることができました。
また、企業の社会的責任(CSR)ではなく、本業(人材育成、新規事業開発など)とマイプロジェクトをつなげることで、企業の方にも積極的に参画してもらうことができました。
マイプロジェクトを経験した生徒が大学生や社会人となり、高校生をサポートする立場でマイプロに協力してくれるケースも出てきており、世代が循環し、人材育成が進んでいく状況が生まれつつあります。
これからも、若者が地域や未来づくりに主体的に関わるプロジェクトの拠点として、企業や地域の方の参画と支援をいただきながら、「地域ぐるみのESDの推進」に取り組んでいきます。
(平成30年10月 インタビュー)
<リンク>
北九州まなびとESDステーション
https://manabito.kitakyu-u.ac.jp/
マイプロジェクト
https://myprojects.jp/


