“浮体式洋上風力発電”とは、字のごとく、海上に浮く風力発電です。
洋上は、風が強くて変動が少ないため、安定かつ効果的な発電が見込まれていて、環境省の調査では、洋上風力発電は再生可能エネルギーの中で最も大きい導入 ポテンシャルがあるとされています。そこで平成22年度から、環境省は我が国初となる浮体式洋上風力発電の実現と実証に向けて、実証事業を開始しています。
五島の福江港に到着すると、浮体式洋上風力発電実証機の1/100の模型が置かれていました。
平成24年6月に、100kW風車を搭載する小規模試験機を設置し、国内ではじめて一般家庭向けの送電に成功。また、強烈な台風に耐えたことで浮体式洋上 風力発電が日本でも可能であることが確認できました。そして、平成25年10月に、我が国初となる2,000kW風車を搭載した実証機の設置が完了し発電 を開始しています。
実証機は全長172m。実際、海上に出ている部分は約100mの高さです。
福江港を海上タクシーで20分ほど進むと、椛島という島に着きます。さらにそこから進んだ椛島沖合約1kmのところに、実証機が設置されています。
風車は、重りを付けた棒浮きと同じ原理で、倒れることはありません。
また、浮体式洋上風力発電施設は、風車が陸地から離れた海上に設置されるため、一般に景観や騒音、低周波音等の影響が小さいと考えられています。また、風 車を中心とした周辺海域と椛島内での調査の結果、環境への影響が小さいことが確認されています。今後、実証機設置の後の環境への影響を調査する予定とのこ とです。
環境省 浮体式洋上風力発電実証事業について、詳しくはホームページをご覧ください。
http://goto-fowt.go.jp/



