EPO九州では、九州・沖縄各県より、NPO・行政・企業・メディア等様々な分野の方々にお集まりいただき、
運営委員として、EPO九州の現在の事業や今後の取組みについて、アドバイスをいただいています。
その通常の運営委員会は7・12月の年2回。
それだけでは年度の計画と報告で終わってしまい、議論を深めるには時間が足りません。
というわけで、ざっくばらんに話し合う機会をつくりましょう!ことになり。。。
9月10日に、運営委員会【番外編】=EPO九州運営委員意見交換会を開催しました。
今回は、EPO九州に期待する役割や今年度事業について、ワークショップを織り交ぜつつ、皆様にご意見をいただきました。
今年度の事業を進めていくにあたり、情報発信などの課題をあらためてご指摘いただき、大変刺激をいただきました。
お忙しいところ、ご出席いただきました委員のみなさま、本当にありがとうございました!
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環境教育に関心がある個人・団体の参加者が集い、九州各地のフィールドで、その土地の自然環境や文化、
歴史などに関する分科会を設け、2日間の中で、環境教育の理解を深めていくという、来年3月で17年目を
迎えるイベントです。
9月1・2日に、第3回九州環境教育ミーティング実行委員会が実施され、澤・林が参加してきました。


大会がスムーズに進められるよう、 車座になってのワークショップも交えつつ。 みんなでテーマを書き出し選定中。
みんなで中身を確認していきます。 環境教育の第一線で活躍する方々が集まる
この会議、考えてみるととても贅沢な時間です。
2012年は、今年ユネスコエコパークに認定された「綾」。
2013年は鹿児島・錦江湾が舞台です!!
今回の分科会は、今年3月に「錦江湾国立公園」に認定されたこの地域が持つ、ダイナミックで多様な自然を
体感&体験するエコツアー!
どの分科会も面白そうで。。。決めるのが大変かと!私も全部に参加したいくらいです!!
今回の実行委員会では、各県のメンバーが集まり、2日間かけて、中身を深めていきました!
こうして1年かけて準備する、九州環境教育ミーティング。
九州管内で活動するさまざまな面白い人々と出会えることはもちろん、意見交換をしながら、環境教育の
たのしさをより深めることができる絶好の機会です。
ぜひみなさんも今後の動向をチェック!&来年3月の第1土日は空けておいてくださいね♪
7月30日、EPO九州も協力している、ユースかんくま企画の学習会が開催されました。
3回シリーズで「水俣に生きる若者」を取り上げるこちらの企画。
第1夜は、愛林館の村田佐代子さんをゲストに迎えて行われました。
2回目である今回は、水俣市役所の若手職員 池崎翔子さんに
「私がいま、水俣にいる理由」と題し、お話していただきました。
水俣出身ではない池崎さんが、水俣に惹かれ、水俣に住むようになったきっかけ、これから描く夢とは?
日時:7月30日(月)19:00~20:50(18: 30開場)
場所:くまもと県民交流館 パレア 会議室2
(〒860-8554 熊本市中央区手取本町8番9号テトリアくまもとビル 9階)
参加費:無料
主催:ユースかんくま
協力:環境ネットワークくまもと、九州環境パートナーシップオフィスEPO九州
講師 池崎 翔子さん
(水俣市役所環境モデル都市推進課)
4人兄弟の2番目として生まれ、おばあちゃん子として育った池崎さん。
幼いころから自然に親しむ生活を送り、将来の夢は、「静かなところに
家を建てて、のんびり暮らすこと」、そして好きな言葉は「自立」。
すでに小学生のころから、現在の暮らしの基本的な考えは固まっていたのかも
しれません。
森や自然が大好きだった池崎さんが、高校生の頃に描いた夢は、
「森の先生になりたい。」
環境のこと、森のことを人に伝えたいと思い、九州大学農学部、そして
同大学院で森林について、学びます。
そんな充実した学生生活の中、将来を決めるきっかけとなる、2つの大きな出会いがありました。
1つは国際協力→水俣との出会い
アマゾンの砂漠化に対し、乾燥地に強い植物から紙を作っていた水俣の和紙職人金刺さんと出会い、
アマゾンへ行くことに!
明るい人々との出会いに刺激を受けて帰国した後、今度は水俣でアマゾンからの研修生受け入れに携わります。
水俣に足しげく通ううち、見えてきたのは、水俣の地域の環境とくらしの繋がり。
生産者の方やものづくりをする方を身近に感じながら、「目に見える関係性」に魅力を感じ、強く惹かれていきます。
一方、大学の中で脳性まひを抱える友人と出会います。
脳性まひを抱えながら、施設の中に入らずに、自立した普通の暮らしをするために活動している友人。
サポート等関わりを持っていく中で、見えてきたことは・・・
地域で暮らすこと。
遠くの誰かを思うよりも、近くの困っている誰かを助けること。
学生時代にこの 2つに出会ったことが、ぐんぐんと現在の居場所へ導いていきます。
学生時代が終わりに近づき、将来について考え始めたころ。
合同説明会に行っても違和感を感じていた池崎さんは、水俣市役所の方との出会います。
水俣の環境に配慮したまちづくり、市民とのつながりなど、実際の業務を目の当たりにして、
水俣で暮らし働くことを、現実的に考え始め、現在にいたります。
今は、地域の方々の助けをかりて見つけた古民家で、五右衛門風呂を沸かしたり、昔ながらの
暮らしを楽しみながら、休みの日には地域のNPOに関わりつつ、近くのおじいちゃんおばあちゃんの
畑仕事を手伝うという、充実した日々を送られています。
お話の後には、参加者みなさんの自己紹介と今回ここに参加した理由について、
語っていただきました。
水俣に惹かれる理由、個人的な水俣への思いなど、参加者の方々の顔が
見えてくるにつれ、だんだんと打ち解けていきます。
ざっくばらんに話をする中で、
・ 熊本市ではなく、なぜ水俣?
(→熊本市は(池崎さんにとっては)大きすぎるそう。水俣は声が届く距離にあるのが魅力。) ・ 水俣市の取組みについて
・市民とは?会議とは?
・地域に入っていくことで、しがらみはどうなの?
など様々な質問や、意見が次々にでてきました。
池崎さんが感じられたように、市民と行政の距離がとても近く見える水俣市ですが、
これからさらに市民一人一人の意見に耳を傾けるために、会議の在り方も含め、必要なこととは?
これは水俣市だけでなく、参加者全員が課題を感じ、関心を抱いていたように感じます。
この場だけでは終わらない話に、今後もこのゆるやかなつながりがひろがる可能性を感じました。
池崎さんの思いの強さ、そして、穏やかにその信念を貫きながら、水俣での仕事と暮らしを
楽しまれている姿に、水俣の方々にとても愛されている理由が少し分かった気がします。
将来、母となり、命をつむぐこと。家族を築き、水俣で暮らしていくこと。
そして、子どもたちや地域のおじいちゃんおばあちゃんが集い、知恵を伝承する場づくりをしていきたい
という夢を語ってくださった池崎さん。
さらに深く根っこを広げていこうとされている姿、とても素敵でした。
3回シリーズも残すところ、あと1回。今後どんな展開になるのか、今から楽しみです!
記念して定められました。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、
日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。
熊本では、熊本城彩苑桜の馬場を会場に、「環境学習イベントin城彩苑!~阿蘇を通して環境の大切さを
考えよう~」を開催いたしました。
少子化による学校統廃合が進む近年、廃校を活用して、宿泊等を含めた施設運営を進め、地域の活性化と地域課題の解決に繋がっている事例が多く見られます。九州各県の先進事例を元に、情報交換やネットワークづくりの場として「2012全国廃校活用セミナーin熊本」が開催されました。
【日時】平成24年6月14-15日
【場所】きくちふるさと水源交流館
【主催】?都市農村漁村交流活性化機構(まちむら交流機構)
【共催】NPO法人きらい水源村
【協力】ふるさと用務員の会、菊池市
【事例発表者】
「大野ESD自然学校」(旧大野小中学校/鹿児島県垂水市) たかくま森人クラブ
「森の学舎(まなびや)」(旧西門川小学校松瀬分校/宮崎県門川町)NPO法人 子どもの森
「やかた田舎の学校」(旧屋形小学校/大分県中津市)屋形地域協議会
「五島列島ファンクラブ」(旧戸岐小学校半泊分校/長崎県五島市) 企業組合五島列島ファンクラブ
「山里の美術館 共星の里」(旧黒川小学校/福岡県朝倉市) 共星の里国際芸術研究所
「きくちふるさと水源交流館」(旧菊池東中学校/熊本県菊池市)NPO法人 きらり水源村
今回会場になった場所は、発表団体の一つである「きくちふるさと水源交流館」。
木造レトロな建物と渡り廊下から見える緑の芝生。
一歩踏み込むと、教室に下がる「調理室」という札のようが学校的雰囲気に、懐かしいような、ちょっと
どきどきするような気持ちを抱えつつ、教室(会場)に辿り着きました。

手書きのMAPがいい感じです。 渡り廊下から見る校舎。レトロな建物がすてきです。
まず全国の廃校の実情について、お話を伺います。全国で20年間で6000校が閉校されている中、
そのうち3割が未活用だそうです。少子化が進み、学校統廃合が進む中、増え続ける廃校は、
地域コミュニティのシンボルとなり、活性化に繋がる可能性を秘めています。
現在の活用例として、大学施設・研究施設、定住支援施設・創業支援施設、福祉施設、文化施設、
産業振興施設(農業・林業・水産関連)、都市農村交流施設などが挙げられました。
その後、各取組みについて紹介されました。
【1日目】
【大野ESD自然学校】 運営主体:垂水市、鹿児島大学、大野地区、たかくま森人クラブ
鹿児島大学農学部演習林の中にある大野ESD自然学校。鹿児島大学のサークル「たかくま森人クラブ」の学生たちがスタッフとして活動。垂水市の19%を占める高隈演習林の豊かな自然の中で、小学校の総合学習の受入や、主催キャンプを実施し、学生も地元の祭り等にも積極的に参加し、地域に根差した活動を進められていました。
地域のお祭りの参加者数が800名⇒3000名になったとのこと!複合的な要因があるとのことですが、学生のパワーがその場を盛り上げたことは間違いないでしょう!
【森の学舎(まなびや)】運営主体:NPO法人 子どもの森
宮崎県門川町の豊かな森林を活用し、子どもたちが自然環境の源である森や川に触れ合うイベントを開催。
また、四季をまるごと体験ecoスクールとして、イカダで清掃活動や、塩づくり、パン作り、農業等のメニューを通して、将来環境の守り手となる次の世代に対して、自然の大切さを知ってもらい、意識を高めるきっかけとなることを目的として、普及啓発活動をされていました。地域の子どもたちが地域の自然を知り、貴重な体験を重ねることで、将来の地域の担い手に繋がるのだろうなと感じました!
【やかた田舎の学校】 運営主体: 屋形地域協議会
大分県中津市にある「屋形地域協議会」に行政から廃校になる小学校の在り方検討を実施した際、、70%の人が残してほしいと回答したことをきっかけに、地域の人と話し合いながら、都市住民と地元民が農業体験や交流を通して、地域を活性化する施設として再生した施設。宿泊施設として利用され、ソバ打ち、田植えなどの地元の方による自然体験を提供しているほか、地域の運動会やお祭り等の会場として利用し、地域のシンボル的な場所となっているそうです。
【五島列島ファンクラブ 半泊分校】 運営主体:企業組合五島列島ファンクラブ
東京生まれ、東京育ちの濱口さんが、全国のあらゆる地域を見て歩き、最終的に居を構えたのが、いわゆる限界集落である五島列島の半泊集落。500m四方のこの半泊集落にある廃校を拠点として、集落全体の繋がりを深めながら、訪れた人に半泊集落の隠れキリシタンの歴史を学び、里山の暮らしを体験してもらい、里山保全や生物多様性について学ぶ機会を提供されています。
【山里の美術館 共星の里】 運営主体:共星の里国際芸術研究所
現代アート作品の展示や、明治・大正・昭和の蓄音機の展示、また体験型ワークショップやアートキャンプ、コンサートの開催等、地域(自然)とアートを結ぶ拠点。現代アートも多く展示していると同時に、村に根付く文化やそこに暮らす人々とのつながりを大事にしているとのことでした。写真を見ると、学校の廊下に現代アートのオブジェがドーンと置いてあり迫力満点!修学旅行の受入やレストランも併設してあり、地域の活性化にも貢献されています。
【きくちふるさと水源交流館】 運営主体:NPO法人 きらり水源村
会場であるきくちふるさと水源交流館は、グリーンツーリズムの拠点施設(宿泊・食事・体験)として、オープンしました。野菜部(農業体験指導から新規就農支援)や加工部(お弁当や食堂の料理提供や郷土料理体験指導など料理上手なお母さん(愛称「水源ばぁば」)たち)など、地域に暮らす人々の知恵を活かし、体験活動として提供しています。農作業や地元の体験活動を通して、地域を知り、活性化につなげています。この日に出てきた食事はもちろん「水源ばぁば」の方が作ったもので、 とってもおいしかったです!!
一日目が終わり、お楽しみの懇親会。先ほどご紹介した通り、「水源ばぁば」の皆様がつくる、地域の食材を使った食事は、とても美味しくて、ますます会話がはずみます。

本日のお品書き。 こんなにたくさんの種類のおかずが!! これでもほんのごく一部!どれも本当においしかったです!
その後、宿泊するメンバーが集まり、熊本大学文学部教授の徳野貞雄先生の 特別講義を拝聴。
限界集落、地域、現代の家族についてなど、幅広い講義内容に、参加者同士の意見交換も深まり、
どっぷりと夜は更けて行きました。

【2日目】
2日目は、「全国における廃校活用の動向と事例紹介等」と題し、現在の状況について紹介があった後、
アドバイザーに、熊本・水俣の「久木野ふるさとセンター愛林館」館長の沢畑亨氏を迎え、
事例報告者6名とのパネルディスカッションとなりました。
コーディネーターを務められたのは、廃校利用施設の波野やすらぎ交流館 館長 望月克哉氏。
各地域に共通する悩みを共有しながら、その地域の特性を活かした廃校活用について、発表していただきました。
また、同じ活動をしている関係者の集まりを持ち、情報共有・交換することの重要性について、意見が出されました。
こちらのセミナーに参加して、廃校を活用しつつ、九州各地で活動する人材や地域の豊かさを実感しました。
EPO九州では、今後も、地域と活動団体の把握に努め、持続可能な地域づくりの事例を広めていきます。
林
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