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環境省では、ESD・環境教育のモデルプログラムを策定し、全国各地で実証を行っています。

九州・沖縄地域では、各地のESDを支援する団体と連携しながら取組みを進めています。

esdps

平成29年度は、次の3つの拠点と連携した取組みを進めています。

北九州まなびとESDステーション

熊本県環境センター及び関連拠点

日南市子育て支援センター「ことこと」


環境省は、持続可能な地域づくりを担う人材づくりの先進地域を速やかに
形成することを目的とした取組の一環として、
ESD(持続可能な開発のための教育。Education for Sustainable Developmentの略称。)
の視点を取り入れた小学生又は中学生向けのモデル的な環境教育プログラムを
作成することとしており、同プログラムの基とするため、
全国から、ESD の視点を取り入れた環境教育プログラム
(以下、「ESDプログラム」という。)を募集します。

お問合せ等は、「ESDプログラム選定委員会事務局」()まで

◆公募内容
国内で実施実績のある(原則として、小中学校における実施実績)、
小学生又は中学生向けのESDプログラムを公募します。
応募されたESDプログラムの中から、
20プログラム程度を選定することとしています。

◆公募期間
2013年11月26日~2014年1月10日(必着)

◆公募対象者
①学校教育法第1条に規定されている学校
②環境NPO、環境教育の研究会等民間団体
③企業
④過去に国と契約実績のある協議会
⑤その他、環境省が適当と認めた法人及び任意団体

◆公募要項
公募要項は、下記のタイトルをクリックしてダウンロードしてください。
(申請書のワード様式が必要な方は、下記URLをコピーの上、
アドレスバーに貼り付けて御参照ください。)
・公募申請書[WORD](93KB)
http://www.eeel.go.jp/news/pdf/20131126esdkoubo.doc

持続可能な地域づくりを担う人材育成事業に係るESDの視点を取り入れた環境教育プログラムの公募について(公募要項)(556KB)(環境省)



今回インタビューさせていただいたのは、特定非営利活動法人 くすの木自然館の専務理事の浜本奈鼓さんです。
活動を始められた意外なきっかけから、活動をしていく中での転機などをじっくりとうかがいました。
また当日は、ESD-J(東京)の活動調査とEPO九州のインタビューの合同取材@重富干潟小さな博物館という形で、賑やかに進んでいきました。

  インタビュー    浜本 奈鼓さん  (特定非営利活動法人 くすの木自然館 専務理事)

 〇  きっかけはおじさんの一言?

resize5.jpg  

私 が子どもの頃の60年代は、高度経済成長の開発が進んでいる時で、
川が汚染されたり、埋め立てられたり、鉄条網で仕切られ、空き地が無くなったり
というの をとても近くで見ていたんです。周りの大人は、街になることや、
便利になることは素晴らしい事だと言っていたんですが、子どもの私は、
「あそこが埋め立て られたら、蛙は来年外に出られないんじゃないかな」とか、
「下水が流れてきたら、魚は大丈夫かな」とか考えていて。大人になっても、
たまにズキズキと胸を痛めながら思い出していました。

そして生まれた子どもがとにかく生き物が好きな子だったので、カタツムリを一日追いかけよう!と、
おにぎりを作ってお出かけしたり、雨上がりに大量発生するミミズはどこから出てくるのか、
雨の中ずっと観察したりして、いつも遊んでいたんです。

ある日霧島で、いつものように他の家族と一緒にそんな遊びをしていると、川の近くに
眉間に皺を寄せたおじさんおばさんの集団がいて(笑)。その中の一人のおじさんが近づいてきて、
「随分楽しそうだけど、どういうお集まりですか?」と声をかけてきました。
その人が、現在のくすの木自然館の理事である柳田一郎です。
当時は、「鹿児島県自然観察指導員連絡協議会」という名前で、鳥・虫・植物・火山などが好きな
個人研究家・収集家・専門家の方が集まって、大人の自然観察会をしている団体だったんです。
でも幼稚園から頼まれて観察会をしても、ちっとも面白くないと言われているような団体でした(笑)。
その時に、一緒にやらないかと誘われて、気がつけば子ども連れを対象にした観察会が
毎月スケジュールに組み込まれていました。例えば、「夜遊びウフフ」という、天文館(鹿児島一の繁華街)
で夜中にムササビを探したり、虫を観察しながら歩くイベントや、「さむさむキャンプ」という、
冬の一番寒い時期に山の奥地でキャンプするというイベントなどをして、これらは団体の名物となっていましたね。

○「尊重すべきは地域の個性」、「優先すべきは地域の利益」

kusunoki2.jpg

その後、活動し続けていくうちに、私と同世代のメンバーがみんな仕事上
責任ある立場になって、団体の人手が足りなくなって。
でも、観察会は面白いと評判で、依頼はどんどん増えていくわけですよ。
レベルを下げるか、依頼を減らすか、本腰を入れて、仕事としてやっていくか、
といろんな意見がでました。
やっぱり「鹿児島で、九州で、しかも環境や自然で飯が食えるわけない!」
という意見も強かったんです。

その一方で、当時のアセスメント関係や、研究者・環境教育・アウトドアスポーツ、すべてが東京から来て、
鹿児島の地元を一番よく知っている自分達が関われないという状況をどうにかしたいという気持ちもありました。
そして、ちょっと違うんじゃないかな、という取組みを見ていく中で、自分達が責任を持てるくらいの仕事を
していきたいと思う気持ちが強くなって、1995年に任意団体として発足したのが、
「環境教育事務所くすの木自然館」です。 
今のくすの木自然館の合言葉である、「尊重すべきは地域の個性」「優先すべきは地域の利益」。
それは、地域の持つ個性、そこに住んでいる人、そこにある生態系、そこにある文化は一つとして同じものはなく、
それらを尊重しなければ、同じものをよそに持って行っても、うまくいかないということ。
他の地域や、海外の方に伝えるときも、それぞれの土地にあったやり方を地元でやってもらうことが
一番大事だと思っていることは、この頃から全く変わっていません。

○多くの人に伝える技術
私はもともと、どうやったら子どもがこの自然で遊ぶ楽しさを、大人になっても忘れないでいて
くれるんだろう、と思っていただけなんです。それが団体に入り、沢山の人に伝えることになったということが
大きな変化でしたね。もしあの時声をかけられなかったら、ただの虫好きのお母さんになっていたと思います。
またその時に、周りにいた様々な専門家の方々に、それぞれの分野について教えていただいたことが、
本当に役に立っています。大学の先生方が、対極にいる人や興味のない人を動かすには、
現場のことも知らないといけないと言って、調査・研究の方法を教えて下さったり、私の知らないところで、
インタビューやパネラーの一人としてメディアに紹介して下さいました。
それから、団体に所属している様々な分野の企業の方々が、ラジオ・テレビ出演や講演の際に、プレゼンの仕方
や、沢山の人に伝える技術を教えて下さったこともとても大きいですね。
「そういう言い方をすると、たくさんの人にイエスと言ってもらえない」「こうしたらもっと分かりやすいよ」と
具体的に教えていただきました。
そのイベントを見てくださった方々が「奈鼓さんに頼めば面白いことをしてくれる」と誘って下さり、
一気に扉が開きました。もしこれがなかったら一方通行で終わっていたかもしれないので、
今でも本当に感謝しています。

    kusunoki3.jpg
■「人見知りだからこそ、誤解がないように、丁寧に伝える。」  

今回は、前回担当者の澤と、EPO九州スタッフになって 4 カ月、 コーディネーター修行中の林が行ってきました!
とにかく楽しそうに活動内容を話される奈鼓さんに引き込まれ、 あっという間に6時間が経過。人を引き付ける魅力が元々備わっている 方なんだなぁと思っていましたが、最後に、「コーディネーターとして気をつけ ている事」をお尋ねしたところ、返ってきたのは冒頭の意外な言葉でした。
元々の人柄だけではなく、伝えようとする熱意と理解してもらうための努力、そして心配りが、多くの人の心を動かし、今のくすの木自然館の幅広い活動に繋がっているのだと思います。私も、インタビューの間中、しっかりと目を見て、丁寧に伝えて下さる奈鼓さんにたくさんのパワーをいただきました。   

 EPO九州   林 秀美

くすの木自然館は、鹿児島県姶良市に「重富干潟小さな博物館」を設立・運営しながら、幅広く活動されています。


【関連リンク】

くすの木自然館       http://www.kusunokishizenkan.com

重富干潟小さな博物館    http://www.kusunokishizenkan.com/hakubutsukan.htm

ESD-J                                       http://www.esd-j.org/

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