平成29年12月17日(日)は、熊本市の大学生の皆さんを対象に「くまもとエコ×ユース ワークショップ2017」を実施しました。
会場は水俣市の水俣病資料館・熊本県環境センター・水俣病情報センター。
見学を通してエコなメッセージをみんなに知ってもらうためのアイデア・工夫について検討するワークショップです。
プログラムではまず、水俣病資料館にて豊饒の海だった水俣湾が、どのような経緯で水俣病発生の舞台となったのか。
また発生後どのような変化が地域に訪れ、現在も続く水俣病の歴史が生まれたのかについて学びました。
その後、資料館の見学を通してどのような意識の変化が生まれたか、大学生の皆さんが互いに共有するワークショップを実施しました。
教科書の中の存在であった水俣病について知らなかったことや、今も続く根の深い問題であることに、皆さん驚かれていました。
午後からは熊本県環境センター職員から、施設の目的や見どころについて案内をいただきました。
熊本県内の小学生が対象となる「肥後っ子教室」の見学場所でもあることから、環境問題がわかりやすく解説されていました。
施設の屋外、明神海岸には環境回復のために設置された仕切り網の基点が残っています。
歴史を証言する大きなコンクリート塊を、参加者の皆さんはじっくり見学していました。
最後に環境センター職員を交えて、若い世代をはじめとして、センターの利用促進にはどのようなアイデアが有効かについてワークショップを行いました。
ユースの皆さんらしい、斬新な発想が次々と誕生するワークショップの場となりました。