平成28年8月7日(日)、NPO法人環境保全教育研究所(へんちくりん)主催による体験プログラム「竹でつくる本物のそうめん流しを体験しよう!」があぐりの丘(長崎市)にて開催されました。長崎で2回目となる竹林対策と利活用をとりいれた体験プログラムに、小学生とその保護者約50名が参加しました。
開会式では、竹林対策・里山保全の大切さを開設し、参加者の活動への理解を深めました。
開会式後、さっそくグループにわかれて、そうめん流しの「レーン」を作る作業と、そうめんを食べるための器づくりを行いました。
ナタとハンマーで、孟宗竹をすこしずつ半分に割っていきます。途中、竹の節が大きな音を立てます。ちょっとびっくりしましたが、みずみずしい竹の香りに夏を感じます。
流れがよくなるように丁寧に節を取り除きました。
小さな子どもたちは、恐る恐るのこぎりを使って竹の器を作ります。インストラクターがつけた目印にそって、のこぎりを前後に動かし、輪切りにしていきます。
スタッフがそうめん流しレーンを組み立てます。あぐりの丘の斜面を活かし、高低差をつけていきます。
ようやく待ちに待ったそうめん流しです。レストランで茹でてもらったそうめん(島原そうめん)が、少しずつ竹のレーンを流れていきます。
はしですくっては、つゆにつけてほおばる参加者からは、歓声があがります。
竹を使う生活がもっと身近に、楽しくあることで地域の竹林が少しずつ循環します。
この夏、環境保全教育研究所では、子ども会や地域団体と協力し20回近くの「竹を使ったそうめん流し体験」を実施されます。