先日北九州市にて、持続可能な開発のための教育(ESD)に関するシンポジウム「つながろう、ひろげよう! 市民と世界 ~国連ESDの10年締めくくり会合in九州~」が開催されました。
日時:平成26年7月12日(土)13:00~16:00
場所:TKP小倉シティセンター 6F
主催:北九州ESD協議会、市民と世界をつなぐ九州ESD推進会議
このシンポジウムは、国連ESDの10年最終年として、これまでの九州におけるESD活動の成果や課題を共有し、今後のさらなるESDの推進についての方向性を考えるものとして開かれ、EPO九州も、主催の「市民と世界をつなぐ九州ESD推進会議」の一員として、また後援として協力しました。
プログラムは基調講演、九州・沖縄でのESDの取組み、パネルディスカッションからなり、文部科学省国際統括官加藤氏をはじめとする多彩な方々からの発表がありました。基調講演では「ヨハネスブルグサミットから現在」、「日本のESDの課題」「グローバルアクションプログラム」など国際会議に向けたESDについての論点提示があり、九州・沖縄でのESDの取組みでは沖縄、大分、北九州で活動している各団体から事例紹介がありました。
その中のひとつ、北九州インタープリテーション研究会の発表では、他の発表者たちを巻き込んでの「布絵(ぬのえ)シアター洞海湾バージョン」があり、洞海湾(どうかいわん)を取り巻く自然とESDについて布絵による劇が行われました。劇終盤、北九州ESD協議会代表寺坂さんの「つながろう、ひろげよう、市民と世界、ESD」の大きな掛け声により、会場が一体感につつまれました。
パネルディスカッションではEPO九州の澤もパネリストとして参加。都留文科大学高田先生のコーディネートにより、「ESDの10年をふり返って。何が変わったのか、何が変わらなかったのか」と「これからのESDの10年、○○○○○だったらいいネ!」を切り口に意見交換が進みました。パネリストからは、「ESDはよのなかの柔軟剤・接着剤」「(いろいろな団体と)つながる楽しさ」、「(コーディネーターなどの)伝道者を増やせたらいいな」「教育にお金をかける、市民活動の声を吸い上げる、グローバルに広げる」など様々な立場からのESDに対する視点・考え方が示されました。
シンポジウムの後は、「第2回市民と世界をつなぐ 九州ESD推進会議」が行われました。
日時:同日 16:30~18:30
場所:北九州まなびとESDステーション
北九州市立大学三宅先生の進行のもと、ESDについて、グループディスカッションが行われました。まず、グループごとにA4用紙を使って自己紹介。その後ESDに対する思いを裏面に書いて発表し合い、ディスカッション。会議には、ESDに実際取組まれている方が集まっており、それぞれの熱い思いで会場内が盛り上がりました。
そして、会場である北九州まなびとESDステーションがつくられた経緯、そして現在の状況について北九州市立大学の眞鍋先生から紹介がありました。北九州まなびとESDステーションは北九州市にある10大学が連携し、学生たちの地元でのさまざまなプロジェクトを通してサポートし人材育成する場となっています。
http://manabito.kitakyu-u.ac.jp/
この日、ESDについて多くのことを知り、考え、共有し合う機会に恵まれました。EPO九州では今後も引き続き、この九州ESD推進会議やESDの事業などを通して、ESDの推進に取組んでまいります。


