みなさまこんにちは。突然ですが、「エコアくまもと」という施設をご存知ですか。言葉の通り、もちろん熊本に関係しています。答えは、平成27年秋ごろに熊本県玉名郡に完成予定の、屋根つきの・処理水を放流しない産業廃棄物最終処分場です。名前のうち「エコア」はecoとcoreの造語で、この施設が県の環境保全と環境教育の拠点になってほしいという願いがこめられているそうです。
エコアくまもと 名前の由来https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/45/meisyoukettei.html
エコアくまもと 管理団体「公益財団法人熊本県環境整備事業団」http://www.kksj.jp/index.html
ところで、このエコアくまもとの建設にあたり、「BDF」や「ビオトープ」といったキーワードが出てきます。BDFは、植物油から作られる燃料のこと。てんぷら油などの廃油もその原料となります。ビオトープとは、生物の住みやすい住み家を作ること、またその住み家のことです。最終処分場とこれらのキーワードの結びつけはイメージしづらいかもしれませんね。今回の参加報告では、その結びつきについてもご紹介いたします。
さて、先日第1回「市民力は環境力」シンポジウムに参加してきました。当日午前の天気は雨にも関わらず、講義室がいっぱいになるほど、多くの方が参加されていました。午前中は大講義室にて基調講演とパネルディスカッションがあり、午後は希望者が2班に分かれエコアくまもとの見学会がありました。
期日:平成26年8月22日(金)
場所:基調講演・パネルディスカッション(熊本県玉名市 九州看護福祉大学2号館 大講義室1)
エコアくまもと見学会(熊本県玉名郡 エコアくまもと建設地)
主催:熊本県県北広域本部、公益財団法人熊本県環境整備事業団
基調講演では、鹿島建設株式会社の高山晴夫さんにより「エコアくまもと」での環境教育の方向性について講演がありました。鹿島建設はエコアくまもとの建設やビオトープ作りに関わっており、建設工事で使用する燃料について、ビオトープについて、また、鹿島建設のCSR活動などについて紹介がありました。一般的な建設工事で多く使われている軽油と比べ、BDFは黒煙が少ない等の特長を持っていますが、普及には利用ガイドラインの導入の整備などの課題が残っているようです。しかし、エコアくまもとでは、すでに建設工事にてBDFを利用した重機も使用しています。また一方で、敷地内のため池にはビオトープが出来、施設見学を通して環境教育もできる場となる予定です。鹿島建設では、このため池にホタルが住みつきシンボルとなるよう、周辺の生態系を詳しく調べるなどの活動を始められているとのこと。鹿島建設の取組事例で、ヤギによる「エコな」草刈が実施されていたことも印象的でした。
パネルディスカッションでは、基調講演をされた高山さんをはじめ、自然と未来株式会社の星子文さん、東光石油株式会社の石原靖也さん、コーディネーターの熊本県立大学名誉教授の篠原亮太先生により意見交換が行われました。はじめに、自然と未来がBDFを実用化するまで、そして東光石油がBDFを販売するまでの取組や、石原さんが実行委員長を務める、熊本の市民活動のひとつである「熊本暮らし人まつり みずあかり」などの紹介がありました。つぎに、「環境教育、ESD(持続可能な開発のための教育)」や「市民力は環境力」などについての活発な討論が行われました。
エコアくまもと見学会では、班ごとにバスにて会場へ移動し、エコアくまもとについて事前説明の後、実際の建設現場を間近で見学しました。建設途中でしたが処理場部分がすでに20mほど掘ってあり、屋根もできてきていました。
このシンポジウムでは特に、企業として環境に対しどう行動するかについて、様々な意見がでていました。企業・団体・行政・市民の輪がもっと広まり、深まっていくように、EPO九州も精一杯取組んでまいります。
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