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繋げよう九州!広げようEPOの輪!! インタビュー「赤土流出防止で、沖縄の美ら海を守ろう」

平成29年度環境省協働取組加速化事業の採択団体であるNPO法人おきなわグリーンネットワークが取組む事業の第1回連絡会が沖縄県東村で開催されました。連絡会終了後、本事業のアドバイザリー委員である田中泰義さん(毎日新聞社 医療福祉部長)による西原理事長へのインタビューが行われました。

 

西原さん写真

NPO法人おきなわグリーンネットワーク
西原 隆 理事長

 

 

田中:現在、西原さんは、沖縄のきれいな海を守るために、陸地から流れ込む赤土等を防止する活動を行っています。とくに、農地での対策として、畑の周囲にベチバーなどの作物を植えて、降雨後に赤土等が流れ出すことを防ぐグリーンベルト植栽活動に取り組まれています。赤土等の流出により、沖縄の海の環境が悪化しているということをご存知の方も多いかと思いますが、西原さんがこの活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

西原:実はこの活動は平成23年に沖縄県の水産課の事業としてスタートしました。私はNPOを立ち上げる前、漁協関係の仕事についていたのですが、協働でサンゴを守る事業が始まると聞いて参加することになったのがきっかけでした。事業が始まる前は、海での活動だと思っていたのですが、実際は農地での活動だったので最初は戸惑いもありましたが、活動を行う中で、農地からの流出割合が86%もあることなどを知り、対策の必要性を実感するようになりました。

田中:NPO法人を設立されたのはいつ頃ですか?

西原:平成25年の8月です。水産課の事業期間が2年間でしたので、事業終了後もこの活動が継続してできないかと相談があり、NPO法人を立ち上げることを決めました。

田中:海の環境保全といえば、沖縄の場合はサンゴ礁が頭に浮かびます。サンゴの白化現象の原因は赤土のほか、地球温暖化による海水温の上昇なども原因の一つとなっていますが、その中で、西原さんが赤土に注目した理由は何でしょうか?

西原:最初は何も知らないところからのスタートでしたが、チームリーダーとして活動を行う中で、農地からの赤土等の流出防止に本気で取組まないといけないと考えるようになりました。

HP掲載用写真

インタビューの様子


田中:NPO法人を設立されて今年で5年目、環境省の協働取組加速化事業の採択を受けて赤土等流出防止に取組むのが3年目となりますが、今までに植えたベチバーなどの本数は何本くらいになるのでしょうか?

西原:環境省の協働取組加速化事業としては、これまでに農地周辺の約5キロにベチバーなどを約3万3千本植えました。また、植栽活動には地元の児童など延べ1200人に協力していただきました。ちなみに、グリーンベルト植栽を行うことで、農地からの赤土等の流出量を50%程度軽減する効果があるといわれています。

田中:ベチバーから抽出したオイル等を利用した商品の企画にも取組まれているそうですが、具体的にはどんな商品を検討しているのですか?

西原:現在、琉球大学と連携して、ベチバーから抽出したオイルの成分分析などを行っているところで、ベチバーのアロマオイルやマッサージオイルが製品化できないか検討しているところです。国内にもベチバーを利用した石鹸やオイルなどが流通していますが、沖縄県産のベチバーを利用したものはありませんので、ぜひ、グリーンベルト植栽に使われたベチバーを用いた商品ができればと思います。

田中:最後に、今後の活動の抱負を教えていただけますか。

西原:今年で、環境省の事業としては3年目になります。初年度は、やんばる地域の東村と大宜味村での協働事業としてスタートしましたが、今年度は、本部町、今帰仁村、宜野座村、恩納村、糸満市を加えた沖縄本島7市町村での取組に広がりました。沖縄県も、農地からの赤土等流出防止を推進するため、市町村単位で協議会を設立し、農業環境コーディネーターを配置するなど、対策強化を進めているので、県や協議会とも上手に連携し、農地での対策に協働で取組んでいきたいと考えています。

田中:この活動が、協働取組や環境再生の範になるよう期待しています。ありがとうございました。
(平成29年7月 インタビュー)

NPO法人おきなわグリーンネットワーク http://okinawagreen.net/

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