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環境教育NPO法人 くすの木自然館

 【活動地域】鹿児島県

【EPO九州との主な連携事業】

インタビュー 専務理事 浜本奈鼓さん(2010) 

ESD×生物多様性」地域ワークショップ in 鹿児島県重富干潟(2010) 

生物多様性交流フェア(2010) 

環境イノベーションフォーラム(2011)

九州環境教育ミーティング(2011)  

  環境教育NPO法人くすの木自然館では、環境教育や野生生物保護を通し、

地域の自然生態系や文化を、次世代に引き継ぐ活動をしています。

特に、重富干潟の環境保全活動(干潟の調査・観察会)では、よりよい形で利用・保全

していく為に、「重富干潟小さな博物館」を設置し、地域と協働で重富干潟の再生に

取り組んでいます。産・官・民・学・NPOの多主体が、それぞれの特性を活かしながら

持続的に関わる自然再生活動のプロジェクトを行っています。

〒899-5652 鹿児島県姶良市平松7703番地     〒899-5652 鹿児島県姶良郡姶良町7675-2
TEL/FAX:0995-67-6042                TEL/FAX:0995-55-5666
E-mail:npo-kusu*kusunokishizenkan.com        E-mail:higata*kusunokishizenkan.com

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○主な活動フィールド

重富干潟は、鹿児島県の中央にある鹿児島湾(呼称:錦江湾)の奥に位置します。

大潮時には、最大58ヘクタールに達する広大な干潟が現れます。

鹿児島湾はもともと火口湖のため、海底が急激に落ち込み、干潟ができにくい地形に

なっています。湾奥に残る大きな干潟は、重富干潟と隣接する須崎干潟だけです。

重富干潟と須崎干潟を結ぶ湾奥湿地帯には、渡り鳥が休息するための原生的な環境が

残っています。毎年10月になると環境省絶滅危惧ⅠA類のクロツラヘラサギが20羽ほど

越冬のために飛来します。準絶滅危惧種のハクセンシオマネキやミサゴなども繁殖し、

その数を年々増やしている貴重な場所です。

また、重富海岸は鹿児島湾奥で唯一防潮林として、樹齢の高い黒松の林が残る海岸でもあり、

桜島を見ながら松林で休むことができる景勝地として、地元の人々に愛されています。

 

 

○具体的な取組み

「重富干潟小さな博物館」は、重富干潟の再生及び鹿児島湾の環境保全を目的として、

以下の事業を柱に活動を行っています。

    「環境教育活動」。目の前の干潟で行う観察会や、オリジナルの教材を使った

   ワークショップの実施を通して、多くの人が「干潟」という特殊な環境に興味を持って

   もらうためのきっかけを作る活動です。

    「協働による環境保全活動」。毎日、海岸のごみ拾いを行い、その結果を記録に残し

   ごみを減らすための対策を練っています。この活動には、私たちだけでなく、地域の子供

   たちや自治会の方々も協力しています。これにより、海岸を利用する人々への意識啓発

   活動につなげています。

    「調査研究活動」。重富干潟の生物数減少の原因究明ための調査や、干潟に大きな変化が

   起こった場合に比較を行うための基礎データを蓄積する調査、漁業資源としての二枚貝再生の

   ための調査・研究などを行なっています。

    「環境保全型漁業の推進」。地元漁協と協働し、そこにある資源をとるだけの漁業や、

   人の出入りを禁じる自然生態系保全ではなく、人間も自然生態系の中に入り、利用しつつ

   保全することのできる「持続可能な利用」を促進しています。

 

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○地域をつなぐ、重富干潟への思い

くすの木自然館の活動の大きな特徴は、さまざまな分野の人々が、それぞれ得意な分野で

保全活動に関っていることです。

 それぞれの立場の人が、無理なく、楽しく、できることをする。皆の思いは

「重富海岸を昔のような、人も生き物もあふれる場所にしたい。」ということです。

 はじめは、漁協や地方行政、ほんの少しの住民、大学だけだったネットワークは、

今ではとても大きなネットワークになっています。地域の企業は基金を募り、

資金・活動面で支援をしています。行政は、他市や県に自分たちの活動をアピールし、

政策面で活動をサポートしています。地元の小学校は、総合学習や遠足などを利用し

「干潟の重要性」を学ぶ授業を取り入れています。地元にある専門学校は、専門分野の

技術を提供しています。地域の住民たちは、毎年4回、大規模な海岸の一斉清掃や夜間の

パトロールなど、自分たちで海岸を守っています。近くに住む子供たちは、毎日のように海岸の

ごみ拾いを行い、きれいな海岸を保全しています。

 海岸に注ぎ込む河川の流域住民も、海岸に興味関心を持ち、自分たちの生活を見直す

人々が増えています。

 関わる人の興味関心が他の人に伝わっていく。環境保全活動の小さな『正の連鎖』が、

干潟保全活動の大きな成果を生んでいます。

 錦江湾の国立公園指定へ向けて、調査・研究・環境教育・保全・地域コーディネートを行っています。

 

 

 

「美しく、多様で、豊かな錦江湾」を目指して

 

  くすの木自然館の活動の大きな目標は、「さまざまな立場の地域の人が誇りに思える地域(ふるさと)」

 を作ることです。

 豊かな漁場であり、人々の営みを育める錦江湾。海水浴や休憩に訪れる人が、

「また来たい」と思えるような「白砂青松」の海岸線と松林。

地域の子供たちが、干潟の生物と遊び、環境について学ぶフィールド。

また、人間だけではなく、底生生物から鳥や魚など、多様な生物層があふれる環境。

多くの人に愛され、地域の人々が誇りに思えるふるさと(地域)であり、次世代に

残していきたいと思える「美しく、多様で、豊かな錦江湾」になることを目指しています。 

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